朝晩冷え込み、秋の顔を強めてくるコロラド、皆さんいかがお過ごしでしょうか?まだまだ日中は20度後半の夏のような気候のデンバーエリアではありますが、少しずつ木々も色を変え始め、確実に近づいてくる秋を感じますね。
それでは8月のデンバーメトロエリア不動産マーケットトレンドを見ていきます。
コロラドでの不動産売買に関する質問、デンバーエリアでの生活に関する質問などありましたらなんでもどうぞ!
2024年8月のマーケットトレンド
今年は不動産市場の動きが緩やかになるのが少し例年よりも早かったデンバーメトロエリアの不動産市場。全体的な数値からも落ち着きに入っているのがわかります。
ただ、8月には連邦政府から利下げを示唆する発言もあり、ここ数年の住宅ローン金利高で購入に踏み出せなかった人々にとって、今後の動きへの注目が高まっています。私自身、8月に入ってから「中長期的なタイムラインを持った購入希望者」からの連絡が増え、その期待の高まりをひしひしと感じています。
同時に、「その時を待つ」バイヤーの方には、今だからこそ買うメリットもお伝えしています。
高金利の今、家を買うメリットとは
「欲しいものはできるだけ安い値段で買いたい」「できるだけベストなタイミングを待ちたい」それは誰にも共通する心理だと思います。
ただ、その「ベストなタイミング」とは一体いつのことでしょう?
私を含め不動産業者が口を揃えていうのは「家を欲しいと思った時、欲しい家が見つかった時がベストなタイミング」ということです。
こう答えると聞かれるのが「でもこんな高金利の今、買うメリットは?」ということ。そこで私がいくつか金利が高い状況でも家の購入に踏み切るメリットを挙げると、
金利が下がり購入者が増えると競争率も増加する
コロナ禍、アパートなどの住環境から戸建てへ引っ越す人が増加し、歴史的な低金利も相待って家の購入への需要が爆発的に増加したことは、まだ皆さんの記憶にも新しいと思います。
競争率が高まれば、もちろん価格も上がる。そう考えると、たくさんの人が牽制している今は競争率もそこまで高くなく、交渉の余地もしっかりあるマーケットであるとも言えます。
アメリカの家は価値が上昇することが多い
日本の地方で戸建てを買うと、それ自体の価値が上がるということはなかなかないと思いますが、アメリカでは家の価値がどんどん上がっていくのが一般的です(もちろん全て必ずではないですが)。
歴史的にみると年2−3%、地域によっては年5%ほど家の価値が上昇しているエリアもあります。
と考えると、「買うのにベストなタイミング」を狙って待っているこの間にもすでに家の価値はどんどん上がっているということになります。
もし金利が今後下がったらリファイナンスすればいい
ローンを組んだ後、大抵の場合6ヶ月以上経つとリファイナンスと言って、新しい金利でローンを組み直すことができます。
今高金利だとしてもその金利が一生続くとは限らず、どこかのタイミングで支払いを安くすることもできるということです。
だとしたら、
- 競争率が高まり
- 金利は低いけれど
- 総合して家へ支払う金額も高まる
タイミングを待つよりも、今から探し始めて、もしぴったりな家が見つかったら今買うことが一番合理的である理由がわかっていただけると思います。
住宅ローン金利動向
8月、連邦政府から今後利下げを検討することを示唆する発言がありました。どの程度の割合の利下げがどの程度の期間で行われるかなど詳しい情報は出ていませんが、すでにマーケットは反応を示しており、6月上旬6.9%近い数字だったところから、今では6.3%台に降りてきています。
私の慕うmortgage brokerによると「すでにマーケットは反応をしっかり示しているし、歴史的にみてもここから一気に数%急激に落ちるということは、特殊な社会的状況を除いて考えにくい。としたら、家を買うことを検討している人にとっては今が競争率も落ち着き、利率も下がり始めている今がちょうどsweet spotだと思う」とのコメントでした。
リアルターの呟き
実は今、私自身家を買う手続き真っ最中です。笑
だからこそ、今の時期に家を買おうとしてる人、これから1−2年以内に買うことを検討してる人たちの住宅ローン金利への関心の高まりもすごくすごくわかりますし、もしこれを読んでいる人の中で「果たして今がいいタイミングなのか」「もう少し待ったら良かったのかな?」なんて思う人がいたら、その気持ち痛いほど良くわかります。
我が家は探していたというよりも、「まぁいいのがあったらゆるゆると」という、タイムラインも何もない中、急にこれ以上いい条件はないという家を見つけたのでオファーを入れました。
自分が不動産業者だからというのも、もちろん購入手続き真っ最中だからこそ自分にそう言い聞かせてるからというのもあるかもしれませんが、むしろ金利が下がって競争率が高くなる今買えるのはラッキーだなとも思いますし、来年までにどれぐらい金利が下がってるか、どのタイミングでリファイナンスができるかも正直ちょっぴり楽しみです。
家探しはもちろん、例えば今の家の家賃でどれぐらいの家が買えるのか、月々どれぐらいの支払いをしたらどれぐらいの金額の家が買えるのかなどの相談にも無料で乗らせていただきます。