家を売ることを考えるとき、一番に浮かぶのが「自分の家はいくらで売れるのか?」だと思います。今回は
- リアルターが出すCMAとは?
- 家がいくらかはどのようにして決まるのか
- 実際にどんなデータで見ることができるのか
についてまとめていきたいと思います。
また、こちらのお問合せから現在住んでらっしゃる家の住所などを教えていただければ、私の方で調べられる今のお住まいの推定の価格に関する資料をお送りすることもできるので、ぜひ気軽にご連絡ください。
リアルターが出すCMAとは?
家を売る時にはいろんなプロセスがあるのですが、その一つに家の価格の決定があります。もちろん売り手から「いくらぐらいで売りたい」という希望を言うこともできますし、最終的には売るお手伝いをする私たちリアルターとお客さんである売り手の方との相談の上で決まります。
その中で不動産業者が価格の提案をする時に使うのがcomparative market analysis 、略してCMAなのです。
それでは私たち業者はどのようにして「あなたの家がいくらか」を決めて提示しているのでしょうか?
家がいくらかはどのようにして決まるのか
家の価格が決まるにはいくつかの要因があります。リアルターがどんなことをもとに売り手のお客様に価格の提案をしているかを少し紹介します。
ここ最近で同じエリアでどれぐらいの価格で家が売れたか
まず一番使われるのはこちらです。「ここ最近」がどれぐらい最近かは、地域やどの程度の不動産の動きがあるかによっても変わってきますが、3−9ヶ月ぐらいで見る人が多いです。
同じエリアだと学区や住みやすさ、治安やスーパーなどの生活圏の条件が同じになるので価格の参考にはすごくしやすいのです。
同じぐらいのスペックの家がどれぐらいで売れたか
こちらもすごく参考にします。
- 同じぐらいの時期に建てられて
- 同じ部屋数、バスルーム数、同じぐらいの大きさ
- リノベーションの状態なども同じ
- 同じもしくは近いエリア
以上の条件に当たっていて、かつ数ヶ月から1年以内に売れているとその価格もすごく参考になります。やはりそのエリアでそのスペックの家にどれぐらいの価格を出して買った人がいると言うのは強い参考になりますからね。
ただ、それだけでもないのがこの価格決定の難しいところ。
マーケットのトレンド
実は価格決定にはマーケットトレンドも大きく関わってきます。
例えば記憶に新しい2020年ごろに全世界に影響を及ぼしたコロナウイルス感染症がありましたが、その時期は住宅ローンの金利がすごく下がっていたことや在宅勤務の広がりからも賃貸をやめて広い家を買う人がたくさんいました。大都市からコロラドに引っ越してくる人も多く、現金一括で家を買う人もたくさんいて、まさしく家が売りに出るとオークション状態になり、売り出した価格よりも高い価格で数日中に売れるということがよくありました。
ただその後住宅ローンの金利も上がり、家が売りに出ても数ヶ月売れないなんてこともある状態に。もちろんそんな中でも強気な価格で出す人もいますし、むしろオークション状態になることを狙ってあえてすごく安い金額で出すという戦略の人もいますし、その時のマーケット価格を考慮して出す人もいます。
なので不動産業者はその時々のトレンドもしっかり加味した上で値段を提案しているんですね。
リノベーションや修理など
同じ地域、部屋数やバスルームの数、面積などが同じスペックでも価格が上下する要因になるものがあります。それが、リノベーションや修理などの状況です。
例えば1970年台に買ってから一度も家の中がリノベーションされていない家で、買ってからいろんな修理などが必要になる家と、つい最近リノベーションされていて綺麗になっている、住み始めてからもリノベーションや修理の必要がない家では価格はやはり変わってきます。
ここではどちらがいいという話ではないです。
引っ越してリノベーションも修理もなく快適に住み始めたい、家の中もモダンで綺麗なものがいいという人もいて、そういう人にとってはリノベや修理が終わってready to move inの状態のものを好みます。中にはフリップと言って古い状態の家を買って自分や業者を入れて改装し、価値を上げて売る投資をしてる人もいるので、そういう人はあえて古い家やリノベーション、修理がしてない状態のものを買う人もいます。
理由はそれぞれ、買った後の住み方もそれぞれ。ただ、やはりリノベーションが完了していたり修理がされていたりすると、その分家の価値は高くなります。
実際にどんなデータで見ることができるのか
リアルターをしているといろんな情報にアクセスすることができるのですが、実際にお客様にも手渡すこともあるデータの一部としてシェアすると、こんなデータです。
実際に近いうち、もしくは1年以内は数年以内に家を売りに出す予定がある方、まだすぐにはないけれど、ゆくゆく売る時のことも考えてもっと詳しい情報を知りたい方、ぜひ気軽にご連絡ください。
こちらの問い合わせからご連絡していただき、家の情報を教えていただければ今の段階でどのような価格のどのような家が比較対象になるのか、そこから考えていくらぐらいがターゲットになるのかなどの情報をお送りします。
お伝えする金額はあくまで教えていただいた情報や比較対象となる家の情報をもとにしたものであり、実際に売るときの詳しい金額は詳しい状態なども見た上で算出するので、あくまで参考程度にしていただけたら幸いです。
また、お問い合わせしていただくことで家を売る契約もしなければいけないといった責任は一切発生せず、完全に無料なのでそちらもご安心ください。