アメリカ不動産

クレジットスコア、ヒストリーのため方

みなさんはご自身のクレジットヒストリー/スコアを持っていますか?アメリカ生活の中でいざという時に大切な役目を果たすクレジットスコアやヒストリーですが、私もSocial Security Numberを手にしてすぐに、自分のクレジットスコアを貯めることを意識しました。

今日の記事では

  1. クレジットスコア/ヒストリーとは
  2. どんな時に必要になるのか
  3. 0からスコアを貯める方法

以上の3つのポイントについてまとめていきたいと思います。

クレジットスコア/ヒストリーとは

そもそもクレジットスコア、ヒストリーとはなんのことなのでしょうか?

クレジットスコア

クレジットスコアは自分の負債の管理に対する信用度あいを点数にしたものです。もっと簡単に言うと、お金を貸す側から見た時のあなたの「期限通りに借りた金額をしっかり支払いする可能性」と言う感じでしょうか。

スコアの点数が高ければ高いほど、お金を貸す側からすると信用が高いと言うことになります。

こちらの画像のようにそれぞれのスコアによっていいか悪いかが分けられます。何かのローンを借りるとき、貸し手は借り手が最低670以上のスコアがあることが好ましいとしているところが多い印象です(もちろんスコアが低くても借りれますが、金利が高くなる可能性があります)

クレジットヒストリー

クレジットスコアがあなたの信用度合いを点数に表したものだとすると、クレジットヒストリーはそのスコアを出す上で参考にした、過去の支払い履歴です。

クレジットカードの支払い、車のローンの支払い、それらが全てクレジットヒストリーとなり、お金を借りたりローンを組む時にはこのクレジットヒストリーを確認されます。

あとで詳しく話しますが、よくキャッシュバックのあるクレジットカードや特典のいいクレジットカードを作る時にも、スコアだけではなくこのクレジットヒストリーが大切になってくることがよくあります。スコアがいいけどクレジットヒストリーが短すぎて、特典のいいクレジットカードが作れなかった、なんて話もよく聞きます。

どんな時に必要になるのか

それでは実際に、どんな場面でクレジットスコア、ヒストリーを使うことが出てくるのでしょうか?また、なぜ私が渡米してSSNを入手したらすぐに取り組んだのでしょうか?

注意!スコア/ヒストリーはすぐには貯められない

まず私が渡米してSNNを入手してすぐに取り掛かり始めた理由の1つはこれです。クレジットスコアがまだない人にとって、0からスコアを貯めるには最低6ヶ月程度かかると言われています。

いつどこでどんなことに対して必要になるかわからないけれど、いいスコア、いいヒストリーがあるに越したことはない。いざ必要になった時に実は自分のスコアが全然なく、ヒストリーもなかったから高金利でお金を借りることになった、ということを避けるためにも、早い段階でこちらはスタートしました。

車や家の購入時ローンを組む時に必要になる

クレジットスコアやヒストリーは日常生活の中では必要になる場面はそうそうありません。ただ、大きな買い物をするとき、そしてローンを組む必要があるときに大切になってきます。

例えば家のローンを借りる際、Lenderとの会話の中で「クレジットスコアはいくつか、クレジットラインはいくつ開いているか」と言うことがよく聞かれます。

いいスコア、しっかりしたヒストリーがあれば、そうでない場合に比べて低金利でお金を借りることができる可能性も広がります。

特典の高いクレジットカードを作る時に必要になる

「日常の買い物でマイルを貯めて一時帰国に使いたい」「たくさん買い物をする予定があるから、クレジットカードを新しく作ってポイントの特典を活用したい」なんて考えている人も多いのではないでしょうか?

実はポイントが高かったり特典のすごくいいクレジットカードを作る時にもこのクレジットスコアやヒストリーが参考にされ、場合によってはクレジットカードを作れないこともあります。

パートナーがいいスコア、ヒストリーがあるから安心!と言う人も中に入ると思いますが、お互いに紹介特典を活用したりするためにもパートナーに頼らず自分のスコアとヒストリーをしっかり持っておくのがおすすめです。

パートナーにもしものことがあった時

Facebookの在米日本人グループを見ていてよく投稿されているのが、急に離婚することになった、パートナーが亡くなった、色々自分でもやりたいけれどローンを組めない、お金関係全くわからないと言う状態の方。

実は私が妊娠していた最中に夫が大きな交通事故に巻き込まれました。車は大破し、訴訟うんぬんの大変さはあったものの、本当にラッキーなことに大きな怪我もなく済みました。それがあってから私自身、「夫に万が一のことがあっても自分で自分、そして子供を守れる状態でいる」ことへの意識が強くなったと言うのも、私がお金のこと、投資のこと、税金やアメリカの制度のこと、生活のことをとことん調べて理解することへの熱が高まったきっかけでもありました。

家族カードを使っていても、実際にスコアやヒストリーに反映されていない場合もあります。だからこそ、自分自身のスコアとヒストリーを作ることは全員にお勧めしたいです。

0からスコアを貯める方法

それではどのようにクレジットスコアを貯めることができるのでしょう?スコアがつき始めるまでの期間はどれぐらいかかるでしょう?

Secure Credit cardとは

通常クレジットカードを作る時には最低ラインのクレジットスコアが必要になります。
「それじゃあ、スコアが全くない人はどこから始めればいいの?」と思いますよね。そんな人たちが作ることができるのが、このSecure Credit Cardです。
Secure Credit cardはクレジットスコアがない人でも申し込みをすることができるクレジットカードです。よく見るようなクレジットカードの特典としてはそこまでよくないものの、年会費もかからず、カードによっては少しのキャッシュバックがあるカードもあります。

Secured Credit Cardは口座を持っている銀行やカード会社で作ることができます。私はいろんなサイトや動画を見まくり比較した結果、Discoverと言う会社のカードを作りました。

 

 

Secured Credit cardではベネフィットがないものがほとんどなのですが、Discoverは2%のキャッシュバックがあった点と、色々調べていた中で見たyoutubeの動画、Webサイト、ブログそれぞれで毎回紹介されていたのが決め手でした。

お友達紹介で、このリンクから登録すると$100分のボーナスが出るようなので、もし気になっている方は使ってみてください!

0から始めてスコアがつくまでの期間

私はスコアがない状態からスタートして、始めてスコアが反映されたのは使い始めてから約6ヶ月の頃でした。大きな買い物はほぼなく、コーヒーやガソリン代を支払う程度で、支払い期限は必ず逃さないようにしていましたが、初めは確か670台だったと思います。

スコアがついてから、ちょっと特典のいいクレジットカードに申し込みをしました。この頃には自宅にもクレジットカードの勧誘の手紙が届くようになります。

ただ、初めに作りたいと思っていたカードは「クレジットヒストリーが十分ではない」と言う理由で却下になったので、特典がいいカードであればあるほど、しっかりとした長さのクレジットヒストリーが必要になるのだと思いました。

その他よく聞かれること

日本にいる時からなのですが、私はクレジットカードの特典を調べたり、お金のこと、投資のこと、税金のことを調べるのが好きです!笑

アメリカに引っ越してからもそれは変わらずに、むしろ今では夫よりも詳しくなっています。そんな私が友達と話していてよく聞かれる質問をまとめてみたいと思います。

クレジットカードは何枚持っているべき?

3枚は持っていたいです

と言うのも、家などの大きな買い物をするとき、これまでの負債の支払い状況などを聞かれるのですが、そこでクレジットカードの枚数もこの「負債の支払い履歴」としてカウントできるのです。

もちろん学生ローンやその他のローンの支払い履歴も参考にされますが、そう言うものがない人であればクレジットカード3つ持っていますというと、貸し手も参考にする材料が増えるイメージです。

スコアが低いとどうなる?

スコアが低いことで、日常生活の中で何か不利になることはありません。

ただ、大きな買い物をするときにいい金利のローンの審査が通らなかったり、特典のいいクレジットカードの承認が降りなかったりする場合があります。

スコアを上げるためにすること避けること

安定してスコアを上げるためには以下のことはマストで守りましょう

  • 収入に見合った使い方をすること
  • 支払い期限を絶対に過ぎないこと、むしろ先に支払うこと
  • 複数のカードを所有してそれぞれ管理すること

一枚のカードだけでコツコツ貯めるのもいいですが、複数枚持ってそれぞれ管理するのも、スコアを早く貯めるためにいいと言う人もいます(本当かどうかは確証はないですが)。それもあって私は他のクレジットカードが作れるようになったらすぐに別のものも作りました。

家を買いたいけれどスコアが低い、どうすればいい?

どんなローンを組むかによって、必要とされる最低クレジットスコアが変わってきます。

例えばFHAと言うローンタイプだと500程度のスコアでも受けられる場合もありますし、VAローンでは実質必要とされるスコアの最低値は提示されていません(620以上あることを好むLenderもいますが)。

Lenderによってはローンの本審査の前の段階で、本審査に移る前にどのようにして少しでもスコアを上げることができるかの相談にも乗ってくれるので、複数のLenderに実際に話を聞いてみてください。

もしLenderを紹介して欲しいと言う場合、私がいつもお客さんに紹介する、すごく信頼するLenderもいるのでぜひお問合せから連絡ください。

特典目的で作ったカード、特典を得たらすぐ閉じるべき?持っておくべき?

もし年会費がかからないのであれば、使わなくてもカードを閉じずにそのままにしておくのがいいと思います。

もし年会費がかかるカードで、でもあまり使わないと言う場合、同じブランドの年会費がないカードを作ってから、年会費がかかるカードは切ってしまうのがいいでしょう。

なぜこれをお勧めするかというと、「クレジットヒストリーが長いカード」の信用度合いがあるからです。

お話ししてきたように、お金を借りる際の信用度あいはクレジットヒストリーの長さや支払い履歴(期限内に支払いをしているか)が大切でした。と言うことは、開いているクレジットラインが長ければ長いほど、それは信用ポイントとしてはプラスになるのです。

なので、使わなかったとしても年会費がかからないのであれば、わざわざそのクレジットカードを閉じてそのヒストリーが全部なくなると言うことをするメリットがないことになります。

以上、

  • クレジットスコア、ヒストリーとは何か
  • どんな時に必要になるのか
  • どうやって貯まってどれぐらいの期間が必要なのか

についてまとめました。

アメリカ生活でいざという時に自分を助けてくれるかもしれないクレジットスコア、ヒストリー、もしまだ自分のものを持ってないという人はこの機会にクレジットジャーニーをスタートしてみてはいかがでしょう?

 

 

 

ABOUT ME
みき マクドナルド
コロラド州で不動産エージェントをしています。居住用、商用、投資用物件の売買のお手伝いはお任せください!こちらのサイトではコロラドでの生活、子育て、家探しに役立つ情報を発信しています。