紅葉がピークを迎えつつあるデンバーの素敵な秋、みなさんいかがお過ごしでしょうか?9月になると、どこかみんな「いつ気まぐれ雪が降るのか?」とソワソワし始める季節でもありますよね。
住宅ローン金利の低下や迫る大統領選への期待などからますます目が離せない、9月のデンバーの不動産マーケットのトレンドを見ていきましょう!
コロラドでの不動産売買に関する質問、デンバーエリアでの生活に関する質問などありましたらなんでもどうぞ!
2024年9月のマーケットトレンド
住宅ローン金利動向
9月頭に6.3%だったところからさらに下がって現在6.12%となっています。こうなると「できる限り下がるまで待ちたい」という人も中にはいるかも知れませんが、どのぐらいの期間でどこまで下がるかは誰にもわかりません。
ただ金利が下降傾向にある今買うということは半年や1年後にリファイナンスをしてさらに月々の支払いを安くできる可能性が高い中で希望の家を買えるということでもあるので、むしろ買うにはとてもいいタイミングとも言えるでしょう。
かくいう私も9/30に無事closingをして家を手に入れたばかり。我が家は私も夫も自営業なのもありBank Statement Loanというタイプで利率も普通のconventional loanより少々高めの6.75%での利率ロックをしたのですが、気持ち的には今からリファイナンスするのが楽しみだなーという感じです。
実はローンを組むときにbuy downといって、追加の料金を支払うことでさらに低い利率でローンを組むこともできます。これに関してはぜひmortgage lenderとも話をしてみていただきたいのですが、我が家はこの選択肢は今のマーケット状況の中では「しない」という決断にしました。
「しない」と決めた理由は色々あり、もちろんこれが正解とは思いませんが決めた大きな理由として挙げると以下の通りです。
- buy downして支払う金額は返ってこない
- 政府の発表的にも金利が今後下がる可能性の方が高い
- それであれば、buy downに支払う分principal payment(ローンの元のお金)にそのお金を当てた方がいいのでは?
- もし金利が動いていない、上がる可能性の高いマーケットであればbuy downは要検討したかも
- 詳しいことはぜひmortgage lenderにも聞いてみてください。もし相談しやすいmortgage lenderをお探しの方は私が普段信頼しているlenderを複数紹介することもできるので気軽にご連絡くださいね!
リアルターのマーケットトレンド見解
- マーケットの動きのスローさからも住宅ローンの金利動向からも、家の買い替えや購入を検討しつつも売りに出すことに積極的になれなかったsellerですが、金利が下がってきていることから自身の買い替え、販売への意欲が高くなっていることが伺えます。
- 2025年に持ち家売ることを検討している方は、今のうちにせめて外観の写真を撮っておくことをお勧めします。今の時期が芝生もまだ緑で日の光も多く、雪に囲まれた写真よりも印象のいいものが取れます。
- 若者にも引越し先として人気で、コロナ禍ではカリフォルニア、テキサス、ニューヨークなどから引っ越してくる若者も多いコロラド州ですが、ここ最近では、子供や孫のそばにいたいという層がコロラドに家を買うトレンドが高まっています。
ローカルニュース
- Home insurance premiumsが全米で一番高いのがフロリダ州とルイジアナ州ですが、コロラドはテキサスと並んで同率2位となりました
- 家の所有権の変更が全米では2.5%にとどまり、ここ数十年の中でも最低水準ではありましたが、そんな中でもデンバーエリアは全米でも8位にランクインされ、1000軒につき29.6軒の所有権の移行がされました。
- 通信販売でも有名なAmazonがデンバー国際空港の近くの$91ミリオン分の土地を購入しました。事業の拡大とこのエリアでの雇用拡大が見込まれています。
ナショナルニュース
- 家の売却をリアルターを通して行った人は、通さずに個人的に売却した人と比べても平均$79,000最終的にプラスになっているようです。
- 毎年「家を購入するのにベストなタイミング」というものがあると言われており、それが9/29-10/5と言われています。理由には諸説ありますが、春夏の売り手市場がひと段落し、春夏に売れ残っていた家の値下げがあったり、買い手にとっての有利なコンディションと市場の在庫状況のバランスがとても整う期間だと言われています。
- 8月、全米で半数以上の売りに出ている物件が売れるまでに60日以上かかりました。これは2019年からしても最長水準です。
- Baby boomerと言われる世代は合計して$19トリリオンに及ぶ価値の不動産を所有していると言われており、そのほとんどがすでにローンを支払い終えているか少ないローンが残っている状態と言われています。
- 家を買い替えるサイクルが、アメリカでは現在一番低い30年だと言われています。
- 壁紙へのトレンドが再熱しています。そこまで費用をかさませずに自分なりの色を加えることができるツールとして取り入れる人が増加しているようです。
リアルターの呟き
家を買うプロセスは、ストレスの高いものでしょうか?それとも楽しいものでしょうか?
それは自分たちのタイムラインにも大きく影響されると思います。
「子供たちの学校が始まるまでに決めなければいけない」「この条件でこの期間までにしなければいけない」というタイムリミットが短ければ短いほどそのストレスが大きくなることもあるでしょう。
私自身自分の家はもちろんですが常に投資先の物件、flip(古い家を買って、リノベして売りに出す)物件を探しているのもあり、ストレスとは共に生きるような仕事をしていますが、それでもやはり自分の家の購入となるとストレスがありました。
不動産業者をしていて常に思うのは、関わる人のそんなストレスをできるだけ軽減して、できるだけ私の方でそのストレスを請け負う代わりに家を買うまでのプロセスをもっと楽しんでもらえるものにしていただけたら、ということです。
家のこと、エリアのこと、コロラドの引っ越し予定があるでも、ただ観光で訪れる予定があるからお勧めスポットを聞きたいでも、どんなことでも気軽にご連絡いただけたら嬉しいです。
家探しはもちろん、例えば今の家の家賃でどれぐらいの家が買えるのか、月々どれぐらいの支払いをしたらどれぐらいの金額の家が買えるのかなどの相談にも無料で乗らせていただきます。