こんにちは!普段デンバーメトロエリアを中心に不動産業をしているみきです。
今回、我が家はキッチンの大掛かりなリノベーションを行いました!アメリカの家といえばリノベーションをしたりDIYをする人も多いですし、リノベーション関係のテレビ番組もとても人気ですよね。
今回自分自身がリノベーションをしてみて、やる前に気になっていた実際どんなタイムラインで進んでいくの?どんな風にして業者を探すの?実際いくらぐらいかかるの?といった疑問を、リノベーションを終えた立場から詳しい数字も織り交ぜながら解説していきたいと思います。
どんなリノベーションをしたのか
まずは簡単にどんなリノベーションをしたのかお話しします。我が家が買った家は1979年に建てられた家で、レイアウトは一度も変えられていない状態でした。ここ最近はキッチンとリビングが広く抜けているオープンコンセプトと言うのが人気で、我が家は人をもてなすのもパーティをホストするのも好きだったので、迷わずこのオープンコンセプトにすることに。
ちなみにこれが元の間取りで
このようにリビングルームとキッチンの間にある壁を撤去し、アイランドキッチンを導入して広々とした空間にするのが完成希望イメージです。
実際にリノベでお願いした大掛かりなことで言うと
- キッチンとリビングを隔てる壁の撤去
- アイランドキッチンを作る
- シンクと食洗機の位置の変更
- コンロの位置の変更
そしてそれに伴って行った小さいことで言うと
- 壁を撤去した後の天井と床のパッチング
- 天井のテクスチャーを揃え、ペイント
- 床のパッチングの後、床全体のサンディングと色の調整
- 電気配線の位置変更
- 将来的にガスストーブを導入するためのガス配線の調整
- 配管の移動
といった感じです。
リノベーションを考えてから完了するまでの期間
まずはリノベーションをスタートしようと思ってから実際に完了するまでの期間についてお話しします。実際我が家は工事を開始するための契約書にサインしてから完成まで、友人家族、私たち自身もびっくりするほど超ハイスピードで終わったのですが、実際リノベーションをしよう!と思ってからは半年以上の時間がかかりました。正直、一番時間がかかったのはコントラクター探しです。
どんなキッチンにしたいかの構想:1ヶ月程度
まずは構想です。壁を取っ払いたいのは分かっていましたが、それ以外でどこに何を配置したいか、どんなサイズ感にしたいか、そしてキャビネットはどこでどんなものを頼むかを考えました。キャビネットのブランドも種類もたくさんあり、キャビネットの種類だけではなく色味やデザインもたくさん…そしてものによってはカスタムオーダーで注文してから納品まで数ヶ月かかるものもあります。
私たち夫婦もいくつかのショールームやHome Depot、IKEAなどをみて回り、どの会社で注文するか、どんな棚を頼むかなどを決めていきました。
我が家は結局IKEAで棚を選ぶことにしたのですが、IKEAにはWebサイトの中で実際の部屋のサイズを入力し、実際の商品を3Dで配置したりすることができるツールがあります。私はそれを使って「こんな色のこんなデザインにして、このサイズの棚をここに置きたい」をできる限り明確に構想していきました。
コントラクター探し:半年以上
コントラクター探しが、我が家がリノベーションを開始するにあたって一番苦労したポイントです。と言うのも、良いコントラクターは予約で埋まっていることが多く、数ヶ月先まで待つこともあれば、コミュニケーションが急に途絶えて連絡が来なくなってしまうなんてこともしょっちゅう。
我が家もリノベーションを開始しようと思って複数人に連絡をし、実際に家に来て見積もりを作ってもらう段階まできて、その後連絡を取れなくなった人がたくさんいました。
なぜ連絡を取れなくなってしまうかというと、理由はいくつかあり
- プロジェクトを実際に見て自分の領域じゃないと感じた
- 私たちと話した後に、収益性の高い大きなプロジェクトの話が入ってきた
などがほとんどですが、せめて「できなくなった」の連絡だけでもくれれば良いのに…とヤキモキした期間が長かったです。
契約からキッチン完成まで:4週間
運よくコントラクターを見つけ、すぐにプロジェクト開始可能で、あれよあれよと進んで行ったリノベーションですが、4週間で全ての工程が終了しました。4週間で完了できたのも、私たちが作りたいものがはっきりしていて、棚なども注文してから1週間以内に届く状態にできていて、必要なものが全て揃っていたからという理由でもあると思います。
リノベーションをする前に知りたかったこと
リノベーションが終わったからこそ、「リノベーションを始める前に知りたかったこと」がいくつかあるので紹介します。
アメリカでコントラクターが見つかりにくい理由
我が家は前述した通り、いい腕で良心的な値段でやってくれるコントラクターを探すのは結構大変です。私はそれをあまり理解していなく「誰か見つかるだろう」の感覚でいたので、なかなか見つからない期間にヤキモキしていました。
キャビネットの納品スケジュール
こちらも初めに認識しておく必要があるなと感じました。我が家は注文してからの納品が早いIKEAのキャビネットを使ったので良かったですが、お店や業者によってはカスタマイズのオーダーになるので、注文してから納品までに短くて数週間から数ヶ月かかることもあります。
リノベーションの際にインテリアデザイナーの方も入ってデザインの提案から棚の注文、取り付けなどまで一括でやってくれる業者ももちろんいますが、基本棚の注文等は自分たちでやることが多いと思います。その際にも、いつ棚が納品されるからいつまでにどの作業が終わっている必要があるか、あるいはいつからリノベーションを開始すべきかが変わってきます。
できるだけ細かく詳細を決めておく
リノベーションの番組などもあり、インテリアのデザインなど華やかな部分だけに目が行きがちですが、リノベーションで決めることはすごくたくさんあります。
- 棚のサイズ、種類、配置
- 棚のハンドル等のデザイン
- 家具家電の配置
- アイランドキッチンと棚の距離
- 電気配線がどこに必要か
- スイッチの位置をどこにするか
- 天井の電球の数、配置、サイズ
- 壁の撤去等が必要な場合、壁の質感も全体的に変えるか既存のものに合わせるか
- patchingが必要な床の素材は?色は全体的に変えるかどうか
などなどなど…
私たちは業者探しに時間がかかったのもあって、アイランドキッチンの位置、カウンタートップの素材、色味、棚とカウンターの距離感などできる限り詳細に決めていたので会話がスムーズでしたが、これらが何も決めていない状態だったら業者とのやりとりもスムーズに行かなかっただろうなと思います。
もちろん信頼できそうなコントラクターであればどんな配置やサイズが一般的か、どうすべきかなどアドバイスをくれます。私たちのコントラクターも、そう言った面でたくさんのアドバイスをくれながら進めていけました。
リノベーションにかかった費用
さて、おそらくみなさんが一番気になっている費用について、赤裸々に語ります。
初めに私たちが掲げていた予算はトータル$45,000でした。ちなみに予算は、去年いろんなコントラクターと話した時に出てきた大体の見積もりから、作業台、キャビネット、そしてその他諸々必要になるものを少し多めに見積もって計算しました。
実際かかった内訳は大まかに以下の通りです。
- コントラクターの作業代 $26,000
- キャビネット $5,000
- カウンタートップ $5,000
- その他もろもろ $1,500
- トータル $37,500
今回家電も全て一新しようかと思ったのですが、思った以上にあれよあれよとリノベが進んだので、家電は後でじっくり見て、ブラックフライデーなどを狙っていい感じのものを安く買えればいいな、という方向にシフトしました。でも買おうと思っていた家電を見積もっても$40,000にいかず、大幅に予算内に収めることができました。
ただ我が家はリビングの家具も新しく買おうと思っていたので、家電を買ったりソファを買ったりしていたら、当初の予算に行くかな、という見通しではあります。
リノベーションについてよく聞く質問と私たちの答え
ここからは、リノベーションをするにあたってよく聞かれること、そして私たち自身も自分たちに問いかけた項目をまとめていきます。どの選択肢を取るかはもちろんそれぞれのご家庭次第ですが、みなさんのプロジェクトを進める上での参考にしていただけたら幸いです。
まずキッチンのリノベーションの話が持ち上がった時、最初にした話がこれでした。
私自身、アメリカのリノベーション関係の番組を見るのが好きだったり、自分でもいろんなDIYができるようになったらいいなと思っていたので、自分たちでやることを推していましたが、結局業者を雇ってやることに。
業者を雇うときめた理由はいくつかありますが、大きな理由で挙げると
- 家の中でも大切な場所だからこそプロの力に頼るべき
- 自分たちで子供部屋にトリムを設置するのでさえ結構時間がかかったから、お互い子育てと仕事しながらだったら無理なのでは?
という理由でした。
実際家を買う時にも売る時にも、キッチンが綺麗にアップグレードされているかは大切な容姿であり、正直いろんな家を見ているからこそ、素人DIYがした仕事か、それとも慣れているもしくはプロの仕事かはみてわかります。家の価値にも強く結びつくからこそ、私たちはしっかりプロに頼ろうということになりました。
私たちは
- Home Depot
- 地域のキャビネットやさん
- IKEA
このそれぞれ3つで見積もりを出してもらったりどんな棚があるのかを見ていました。それぞれの会社それぞれにいいポイントや、他と比較して劣る部分もあったり、費用もさまざまでしたが、我が家は色々見た結果IKEAのキャビネットにすることにしました。
我が家がIKEAのキャビネットにした理由は以下の通りです。
- 他の会社と比べて、価格が約半分ぐらいで収まる
- 組み立てた後やインストールした後でも返品交換ができる
- 25年保証がある
- 他の会社だと追加料金が必要になる引き出しや扉のsoft closingが標準でついている
- 自分たちが作りたいキッチンにぴったりの色味、デザインがあった(これば一番背中を押したポイントでもある)
- 実際にキッチンリノベをしたことがある義姉が、IKEAのキャビネットをお勧めしていた
実際に使ってみて、我が家としては大満足です。自分でデザインをして組み立ててみた後に「あれやっぱりここは別の引き出しの方がいいかも」なんて時にも、組み立てた後の棚をそのままIKEAに持っていき、返品交換できる気軽さはとてもありがたかったですし、何より予算より半額以下で全てのキャビネットを揃えることができたのも大きな助けになりました。
キッチンという生活のs中心になる場所がリノベーションで使えない状態だったのですが、きちんとシートで埃などが部屋に来ないようになっていて、ベッドルームや普段使っているところは支障なく使うことができたので、始まってから1週間ほどはそのまま家に住んでいました。
ただ、セントラルヒーティングをコントロールするthermostatを取り外してからは真夏の暑い中エアコンなしになったのと、作業の音が大きい日が続いたので、そこからは真隣に住んでいる義父の家に2週間ほど住まわせてもらっていました。
周りのリノベをした人の話を聞いていても、やはりリノベーション中は1ヶ月ぐらいの単位でAirbnbや親族の家に住んでいたという人が多かったです。
特に悪いサプライズはありませんでしたが、「おっとそれに関しては考えてなかった」という項目はいくつかありました。
- ceiling lightの数、間隔、サイズ
ceiling lightの数、感覚やどのサイズにするかは聞かれるまで考えていませんでした。結局部屋の広さからこれぐらいの数はどう?と提案をしてもらい、その通りにしました。サイズに関してもいろんなものがあり、どれがいいかわからなかったのですが、4inchぐらいが大きすぎず小さすぎずにいいとお勧めしてもらったのでそちらにしました。 - pendant lightのカバーのサイズが合わない
私は使いたいpendant lightがあり、それを注文して家に届くまで3週間も待ったのですが、まさかのpendant lightを繋いだ部分をカバーする部分が、すでに天井に空いている電気ソケットの穴に合わない問題が発生。調べてみると、北米とその他の国の標準サイズが違うらしく、北米のみ世界基準のものよりも大きいようです。こちらに関してはpendant lightの会社に大きいサイズのカバーがないか確認中で、その間はamazonで買ったいい感じのものを代用することにしました - コンロと換気扇の距離
家電の中にも、細かい規定や基準が決められているものがありますね。我が家は棚を設置した後に換気扇を取り付けようとした際に、「あれ、ちょっと低くない?」と感じ、説明書を確認してみたところ推奨しているコンロからの距離よりも近い状態になってしまっていました。幸い棚を取り外し、返品し、別のサイズの棚にすぐ交換することができたのですぐに問題解決することができましたが、家具家電でそれぞれある「これぐらいの距離をおいて使ってください」という規定などは盲点でした。
一番苦労したと書いた業者探しですが、結局一番よかったのは人のおすすめでした。
私が探した方法で言うと、
- Facebookのご近所子育てグループ、ママグループでおすすめを聞く
- 最近リノベをした友人のおすすめを聞く
- 夫、私の個人的な知り合いに連絡する
と言う方法で結構たくさんのいいレビューのコントラクターを探すことができました。特にfacebookのご近所の地域グループ、子育てグループだと地域に根ざしたコントラクターを探すこともできるのでおすすめです。
我が家は結局どうやって見つけたかというと、夫の仕事関係の人の紹介でした。上記で挙げた方法で連絡した人たちが、どうしてもすぐには取り掛かれなかったり連絡が来なくなってしまったことが多い中、たまたま夫の仕事関係の人で「我が家のリノベを二件やってもらった」と言う人から紹介していただき、その人がたまたますぐに取り掛かることができるとのことだったのでお願いしました。
リノベーションが進行している最中は、寝泊まりする場所が普段と違ったり、不便なこともたくさん、ストレスもたくさん、「一度リノベをしたことがある人は、次はリノベをせずに住める家を探す」と言われる理由もわかった気がします。笑
ぜひリノベーションを検討している、興味がある方の参考になれたら嬉しいです。
